著作権表示の書き方
一般的な著作権表示は3つの要素でできています。©マーク(またはCopyrightという単語)、写真を最初に公表した年、そして著作権者の名前です。たとえば「© 2026 Alex Morgan」となります。権利を持っているのが自分の屋号や会社であれば、その名前を使いましょう。
「All rights reserved」は付けても付けなくてもかまいません。この文言は1910年の条約に由来するもので、今日では法的な意味はほとんどありませんが、見た目を気に入って使う写真家もいます。それより、2行目にWebサイトを入れるほうが役に立ちます。使用許可をどこに問い合わせればよいかが伝わるからです。
著作権表示の役割
世界のほとんどの国が加盟するベルヌ条約の締約国では、写真を撮った瞬間から著作権が発生します。写真が保護されるのに、表示も登録も必要ありません。
表示が加えるのは「情報」です。写真を見た人に、それが保護されていることと誰が権利を持っているかを伝えるので、軽い気持ちでの無断コピーを防ぎ、使用許諾を得たい人があなたにたどり着く助けにもなります。
米国では、公表された複製物に適切な表示があれば、侵害者が損害賠償を減らす目的で「保護されているとは知らなかった」と主張することは原則としてできません(17 U.S.C. §401(d))。また米国では、写真に入った名前や表示などの著作権情報を、侵害を隠したり助けたりすると知りながら削除・改変することは違法です(17 U.S.C. §1202)。
著作権表示にできないこと
透かしでコピーを止めることはできません。トリミングで切り落とされたり、編集で消されたりすることがありますし、AIツールならシンプルな透かしはすぐに消せてしまいます。鍵ではなく、名札であり抑止力だと考えましょう。
より強く守りたいなら、登録制度がある国では作品を登録しましょう。米国では、米国の著作物について訴訟を起こすには原則として事前の登録が必要で、侵害が起きる前か公表から3か月以内に登録しておけば、法定損害賠償と弁護士費用を請求できるようになります。英国をはじめ、著作権の登録制度そのものがない国も多くあります。
このページは一般的な情報であり、法的助言ではありません。具体的なケースについては、お住まいの地域の弁護士にご相談ください。
著作権表示を入れる位置
定番は右下の隅で、クレジットとして自然に読めます。ただしトリミングでいちばん切り落とされやすい位置でもあるので、よくコピーされる画像では、表示を被写体の近くへ寄せるか、2つのレイヤーを使いましょう。隅にははっきりしたクレジットを、中央には薄めにもう1つ入れる方法です。
一連の写真には同じ表示を同じ位置に入れ、プリセットとして保存しておけば、公開するすべての写真に同じ形で表示を入れられます。いつも同じであることで、ひと目でわかる表示にもなります。
