複数の写真に一括で透かしを入れる方法
写真に1枚ずつ透かしを入れるのは時間がかかるうえ、仕上がりも微妙にそろいません。一括処理なら1つのデザインを全体に適用でき、少し準備しておけば、最初の書き出しからすべての写真がきれいに仕上がります。
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写真を準備する
選んだ写真にはすべて透かしが入るので、1つの案件の完成写真を1つのフォルダにまとめ、ボツ写真は先に取り除いておきましょう。形式が混ざっていても問題ありません。JPG、PNG、WebP、AVIF、HEICも、縦向きと横向きの写真も、同じ一括処理で扱えます。
始める前に、書き出した写真の用途を決めておきます。WebサイトやSNS用ならフル解像度は不要ですが、印刷やクライアントへの納品には必要です。この1つの判断で、あとで選ぶサイズと形式が決まります。
RAWで撮影しているなら、編集とトリミングを済ませたうえで、先に現像ソフトからJPEGかHEICに書き出しておきます。透かし入れは、ほかのすべてが確定したあとの最後の工程です。
- 編集とトリミングが確定しています。
- ボツ写真をフォルダから除いてあります。
- 書き出す写真がWeb用か、印刷用か、クライアント用かが決まっています。
- ロゴファイルか透かしの文言が用意できています。
どの縦横比にも合うデザインを1つ作る
写真を一度にすべて選びます。ファイル選択画面では、Ctrl+A(MacはCmd+A)でフォルダ内のすべてを選択できます。無料プランは1回の書き出しにつき最大10枚で、回数に制限はありません。Proなら最大500枚です。写真はブラウザ内で処理され、アップロードされることはありません。
典型的な写真を1枚選び、「Text」か「Logo」のレイヤー、「Position」(位置)にあるグリッド、「Size」(サイズ)、「Opacity」(不透明度)を使って透かしを設定します。サイズと余白は写真ごとの短辺を基準に決まるので、横向きの写真でちょうどよく見える透かしは、縦向きや正方形の写真でも同じ存在感になります。
一括処理のデザインは、いま見ていない写真でも機能しなければなりません。表示中の写真にしかない暗い部分や空いた隅をあてにするのはやめましょう。余白をとった隅や、「Shadow」や「Label」を付けた文字なら、どの写真でも仕上がりを予測できます。
デザインに使うのは、お気に入りの1枚ではなく、明るさも構図も全体の中で平均的な写真にしましょう。平均的な写真でうまくいくデザインなら、極端な写真に合わせる調整もわずかで済みます。
極端な写真で確認する
書き出す前に、デザインが崩れやすい写真で確認します。いちばん明るい写真、暗い写真、情報量の多い写真、そして縦向きと横向きを1枚ずつ。明るい写真で透かしが見えなくなるなら、「Style」パネルで「Outline」(縁取り)か「Shadow」(影)を付けるか、「Opacity」を少し上げましょう。
隅の近くの顔や商品ラベルなど、透かしの下に大事なものが隠れている写真がないかも確認します。例外が1枚だけなら、全体のデザインを妥協するのではなく、その写真を外して、透かしを動かしたうえで別に書き出しましょう。
チェックに使う写真は、デザインを作る前に選んでおきましょう。あとからだと、目の前の写真でしか通用しない配置に落ち着いてしまいがちです。
ファイル名・サイズ・写真の情報をまとめて設定する
書き出しの設定はすべての写真に適用されます。元の形式のままにするか、すべてをJPEG、PNG、WebPに変換します。Web用なら、写真を小さく表示するSNSアプリには長辺1080ピクセル、たいていのWebサイトには2048ピクセル、大きな画面で精細さを保ちたいなら3840ピクセルに抑えます。もともと指定サイズより小さい写真が拡大されることはありません。
書き出した写真のファイル名は、IMG_1234_watermarked.jpgのように、元の名前の末尾に文字が付いたものになります。クライアント名や案件名を先頭に付ければ、Smith_IMG_1234_watermarked.jpgのように、どのフォルダでもまとまって並びます。
写真に含まれる情報の扱いも決めておきます。書き出した写真からは位置情報が必ず削除されるので、クライアントの住所もあなた自身の住所も守られます。JPEGなら撮影日時とカメラ情報を残せるので、あとで自分やクライアントが写真を日付順に並べるときに役立ちます。
書き出してファイルを受け取る
「Export」を選びます。1枚ならそのままダウンロードされ、複数枚なら「Download ZIP」で、展開して使う1つのファイルにまとめられます。ChromeやEdgeでは代わりにフォルダへ直接保存でき、スマホでは共有したり写真アプリに保存したりできます。
進み具合は写真ごとに表示され、いつでも中止できます。途中で失敗した写真があっても残りの処理は続き、ほかがすべて終わってからやり直せます。
フルサイズの写真をまとめたZIPは大きくなりがちです。ディスクの空き容量が少ないなら、何回かに分けて書き出すか、ChromeやEdgeでフォルダに直接保存しましょう。
写真ごとの日付を入れる(任意)
工事現場や点検、配送の記録では、すべての写真に撮影日時が入っていると便利です。Proなら、文字レイヤーに{date}や{time}と入力するか「Date stamp」テンプレートから始めるだけで、それぞれの写真にExif情報の撮影日が入ります。スクリーンショットなど撮影日時の記録がない写真には、それらしい日付が勝手に入ることはなく、何も入りません。
日付のある写真とない写真が混ざっているなら、日付を専用のレイヤーに分けましょう。そうすれば日付のない写真では、日付の抜けた言葉だけが残ることなく、そのレイヤーには何も表示されません。
次回もデザインを使い回す
タブを閉じる前に、デザインをプリセットとして保存しましょう。無料プランではブラウザかアカウントに3つまで、Proではアカウントに最大200個まで保存できます。そうすれば来月の一括処理も今回とまったく同じ仕上がりになり、ポートフォリオやクライアントのギャラリーに統一感が出ます。デザインを変えるときは別の名前で保存しておけば、以前の写真に合わせることもできます。
プリセット名と一緒に、「Web用、2048 px、JPEG 90%」のように書き出し設定もメモしておきましょう。同じ事業の写真に複数の人が透かしを入れるなら、そのメモを共有すれば、全員の仕上がりがそろいます。