写真の透かしに最適な位置
透かしの役割は、入れる位置で決まります。隅の小さな透かしはクレジットになり、被写体の近くの透かしはトリミングされにくく、パターンは写真そのものを使いにくくします。目的に合わせて位置を選びましょう。
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隅:邪魔をせずにクレジットを示す
ポートフォリオの画像やSNSの投稿など、主にクレジットを示したい場合は、下の隅に小さく入れるのが定番です。構図の邪魔にならず、見る人もどこを見ればいいかわかっています。
弱点はトリミングです。隅の透かしは数秒で切り落とされてしまいます。保護よりクレジットが大事なときに隅を使い、枠や角丸の表示、フィードでのトリミングで欠けないよう、余白をとっておきましょう。
隅は1つに決めて、いつも同じ場所を使いましょう。いちばん多いのは右下ですが、自分のスタイルに合っていたり、被写体と重なりにくかったりするなら、左下や上の隅でもまったく問題ありません。
プリントにサインを入れているなら、透かしも同じ隅に入れましょう。ネットで見た作品と、購入できる作品が結びつきます。
被写体の近く:トリミングされにくい
トリミングで損をさせるには、透かしを消そうとすると写真が欠けてしまう位置に置きます。三分割法の構図なら、分割線の上か交点の近く、つまり被写体のそばで、被写体には重ならない位置です。
顔、目、手、そして商品のラベルや山頂のように見る人が注目する部分は避けましょう。被写体の上に透かしがあると、写真は守れても、クライアントを含め誰にとっても台無しです。透かしをドラッグして配置し、「Opacity」(不透明度)を少し下げます。画面の内側にある透かしは、薄めでも十分見えるからです。
被写体が画面いっぱいに写るアップのポートレートでは、そばに空いた場所がほとんどありません。それでも、頭のすぐ横の背景に小さく薄い透かしを入れれば、顔には触れずに、トリミングしにくくできます。
中央:1つの透かしとしては最強
中央に大きく入れた透かしは、跡を残さずに消すのが難しく、見る人の誰もが気づきます。クライアント向けの確認用画像やプレビュー、支払い前に共有する写真に最適です。
写真の良し悪しを判断できるよう、不透明度は30〜50%程度と薄めにしましょう。「Rotation」(回転)で斜めにした透かしは、水平のものより画像の広い範囲を覆います。文書や下書きには、「Confidential」テンプレートで大きな赤い斜めの文字を入れられます。
中央の透かしには、凝ったバッジよりも、文字や線だけのシンプルなロゴが向いています。細く抜けのある字形なら写真が透けて見えますが、太く塗りつぶされた形は、クライアントが確認したい細部を隠してしまいます。
パターン:写真そのものを守りたいとき
画像全体に繰り返し入れた透かしは、トリミングして使える部分を残さず、AIツールを使っても消すのがいちばん難しい方法です。「Position」にあるProのオプション「Repeat」は、レイヤーを好きな角度でタイル状に並べます。間隔と行の互い違いを調整できるので、格子ではなく織り目のように見せられます。
その代わり写真は楽しみにくくなるので、パターンは確認用画像やストックフォトのサンプル、よくコピーされる商品写真に使いましょう。「Client proof」と「Shop pattern」のテンプレートが、そのまま使える出発点になります。薄いパターンに加えて隅にはっきりしたクレジットを入れれば、保護と名前の両方を確保できます。
商品写真では、買い物客が色や質感を判断できる程度にパターンを薄くしましょう。商品が見えなくなるパターンは、コピーだけでなく買い手まで遠ざけてしまいます。
大きさは短辺を基準に
写真の幅に対する割合で大きさを決めると、縦向きの写真では小さすぎ、パノラマでは大きすぎてしまいます。短辺を基準にすれば大きさがそろいます。Watermark Readyも「Size」(サイズ)と余白を短辺から計算しているので、1つのデザインが縦向き、横向き、正方形の写真で同じように見えます。目安は次のとおりです。
- 隅の文字:文字の高さを短辺の約3〜5%にします。
- 隅のロゴ:短辺の約8〜12%にします。
- 中央の透かし:短辺の半分までの大きさにし、不透明度は低めにします。
6000×4000ピクセルの写真なら、短辺の4%は文字の高さ約160ピクセルです。そのうえで、実際に見られる大きさ、たいていはスマホの画面で確認し、そこで読めなければ小さすぎます。
ポートフォリオ全体で統一する
同じ透かしを同じ場所に、同じ大きさと濃さで入れれば、作品があなたのものだとわかり、ギャラリーにも意図された統一感が出ます。デザインをプリセットとして保存しておけば、毎回の一括処理がそろい、数か月後に細かい設定を思い出す必要もありません。
透かしが大事なものに重なってしまうときは、例外を認めましょう。全体の配置を変えるのではなく、その写真だけ透かしを動かすか、別に書き出します。
統一感はプラットフォームをまたいでも大切です。同じ写真をWebサイトとSNSの両方に載せるなら、サイズが違っても同じ透かしを使いましょう。
プラットフォームのトリミングを考慮する
SNSでは、フィードやプロフィールのグリッド、リンクのプレビューで、写真がトリミングされて表示されることがよくあります。メッセージアプリやWebサイトのリンクプレビューは、横長の長方形にトリミングされることが多いです。端や角にぴったり寄せた透かしは、そうしたプレビューで真っ先に切れてしまいます。
透かしは端から余白を十分にとって配置しましょう。全画面表示の縦型投稿では、アプリがボタンやキャプションを置く右側と下側も避けます。プラットフォームでのトリミングが気になるなら、一連の写真に透かしを入れる前にテスト投稿をして、グリッドとフィードで見え方を確認しましょう。
グリッドでの正方形や縦長のトリミングでは、中央が残って端が切れがちです。角にぴったり寄せず、少し内側に入れた透かしなら、たいてい切れずに残ります。